名前の由来 アオキ Aucuba japonica |
アオキ : 幹も葉も青い木 の意味。 |
青い葉の色から 「青き葉」の名が付けられたが、現在の名は「葉」が省略されたものが「アオキ」となった。 葉だけでなく、枝や幹まで緑色をしているので
「青木」の漢字とも合っている。
幹の青さはアオギリと同じで、古くなるとくすみ、縦にひびが入ってくる。
本種の中国名も「青木」だが、属名は「桃葉珊瑚 属」である。
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種小名 japonica : 日本産の という意味 |
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Aucuba : アオキ( 青木 )属 |
1775年に長崎出島の商館医として来日し、江戸へ参府して将軍にも謁見したツュンベリーが命名したもの。
当時の呼び名 アオキバ(青き葉)に基づいているが、意図的にか、あるいは聞き違えたものか。
「aokiba アオキバ」と「aucuba アウクバ」では綴りがかなり違う。
アオキ属はヒマラヤから中国、日本に3〜4種ある。
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ミズキ科 Cornaceae : cornu (角) に由来するといわれている |
アオキ属をミズキ科とするのは クロンキストの分類による。
一般的に角(ツノ)は硬いものであるが、ミズキの材は白くて柔らかく、東北地方のこけしをはじめとして細工物に使われる。
なぜ 「ツノ」に由来するのか、不明である。
ミズキ(水木)の名は、ミズキが地下からの吸水作用が強く、枝を切ると水がしたたり落ちることから名付けられた。 |
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ミズキ |
ミズキの花と葉 |

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毎年1段づつ背を伸ばし、枝は横に広がる。
別名 : ダンダンノキ、段々の木 |