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科 名 : | ミカン科 Rutaceae | |||
属 名 : | サンショウ属 Zanthoxylum Linn. (1737) |
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中国名 : | 椿葉花椒 chun ye hua jiao | |||
原産地 : | 本州、四国、九州、沖縄諸島 韓国、台湾、中国、フィリピン |
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用 途 : | 黄白色の軟らかい材を 下駄や細工物に利用する |
崖線に何本かが生えているが、普段が歩く道からは目立たない。平地では職員宿舎の先に 名札が付いていないものがある。雌雄異株だということに最近気付いた!ので、雌雄が未確認の木がある。 伊豆地方で、崖下に生えている雌株を上から撮れる場所があり、そこでの写真も多用する。(タイトルの地が 黒 のもの) |
@:樹 形 2015.3.22. | B:樹 形 2012.1.18. |
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@の木はまだよく見える方で、ほかの崖地の木は 混んでいるために全形は撮れない。平地に植えられたBの木は縦長の逆三角形をしているが、独立樹ではもっと平たい傘型になる。 |
F:小石川山 山頂付近の大木 | |
![]() 「ふもと」から見上げる |
山頂から見下ろす ![]() |
標識34番の先に、園内の最高地点となる小さな丘 「小石川山」がある。そこへ登る途中にある大木。目通りは約40センチ。全体像は写せない。根が斜面を這っている。 |
D:幹の様子 2012.1.18. | |
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傾斜地に生えているために 幹が斜めになっている。現在この付近は、立ち入りができない。幹が太くなっても 刺が生えていた部分のいぼ状の突起が消えない。 |
2005.8.6 枝振り 2007.1.21 | |
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茎頂に花を付けるため、腋芽が代わりに伸び出して主軸となる。 |
垂直に近い枝の様子 2015.2.21. |
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花序の落ち跡 ▼ のすぐ下の腋芽から出る枝は、そこで屈折するために一年間の伸びが明瞭となる。外へ外へと伸びて 8年分の枝がわかる。 |
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茎頂から少し離れた芽が伸びることもある。 |
新 緑 2013.5.2. |
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葉は 奇数羽状複葉。 |
枝の刺 2013.5.2. | |
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伸び出したばかりの緑のトゲは まだ軟らかい。右は 丁度 一年経ったトゲ。中央は葉の落ち跡。 |
葉の様子 2014.6.21. |
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小葉のサイズは 10センチ程度。葉はV字型になっている。また葉軸(中央の軸)に対して60度ぐらいの角度で付いている。 |
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葉の裏は白い。花序が伸び出しているが、この木は雌株。 |
小葉の付き方 |
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平面的に角度が付いているだけでなく、葉軸の上側にV字型に付き、すぐに湾曲している。 |
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小葉の詳細 |
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この木の小葉柄は短いが、2センチになる個体もあるそうだ。小葉基部の葉軸(中央の軸)側 (▼部)は、軸にぶつからないように 数ミリ短く、葉は非対称形となっている。 |
大きくなった花序(雌花) 2012.7.10. |
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まだ つぼみは固い。 |
B:開花中(雄花) 2012.7.31. |
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西側の道路から。 花の詳細写真は、雌雄がはっきりしていないので 保留。 |
B:開花中(雄花) 2011.7.24. |
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早くも黄変している葉がある。 |
若い実 2009.8.29. |
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熟してピンク色になった実 2013.11.18. |
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まだ 弾けてはいない。 |
ひとつの花に3つの果実 2010.11.27. |
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中の種子は1個ずつ。 |
B:黄 葉 2011.11.4. |
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一部の葉が真っ黄色になるのが美しい。 |
B:本格的に 2013.12.4. |
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伊豆の黄葉 2010.11.27. |
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果序は重みで垂れ下がる。黄色くなった小葉が落ち 赤い葉軸が残るが、やがて落下する。 |
冬の花 2015.2.21. |
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果軸まで赤くなった果序は、落ちるものと遅くまで枝に残るものがある。 |
カラスザンショウの 位 置 |
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@: | E13 c | ● | どろんこ坂右側、雌株 |
A: | F12 a | ● | コクサギ坂中程 右側斜面、雌雄未確認 |
B: | G10 c | ● | 職員宿舎の先、雄株 |
C: | E9 b | ● | 標識52番の角、恐らく雄株 |
D: | E9ac | ● | 標識52番の先、恐らく雄株 |
E: | D7ac | ● | 小山の頂上付近、恐らく雌株 |
名前の由来 カラスザンショウ Zanthoxylum ailanthoides |
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和名 カラスザンショウ 烏山椒 : |
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カラスザンショウ | サンショウ 2003.8.30. |
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← サンショウ 山椒 : | |||||
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種小名 ailanthoides : ニワウルシ属に似た | |
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カラスザンショウ | ニワウルシ |
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西暦 | 学名 | 和名 | 命名者 | 備考 |
1737 | Zanthoxylum | サンショウ属 | リンネ | |
1789 | Ailanthus | ニワウルシ属 | デスフォンテイン | |
1795 | A. excelsa | なし | ロクスボロー | |
1825 | A. malabalica | なし | ドゥカンドール | |
1845 | Z. ailanthoides | 本 種 | シーボルト | |
1916 | A. altissima | ニワウルシ | スウィングル | 元 Toxicodendron altissimum |
中国名 椿葉花椒 : | |
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2010.2.22 チャンチン 2003.5.17 | |
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Zanthoxylum属 : 材の色から | |
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ミカン科 Rutaceae : | ||
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ヘンルーダ | 花の詳細 | |
![]() 小石川植物園 |
![]() 撮影は5月27日 |
小石川植物園の樹木 −植物名の由来− 高橋俊一 五十音順索引へ |