京都植物園の温室 |
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名前の由来 ビワモドキ Dillenia indica |
ビワモドキ : ビワに似ている の意 |
ビワモドキの葉が、ビワの葉に似ているためである。
葉のサイズと形、葉の付き方、表につやがあって裏にはないところなど、全体としてかなり似ている。
しかし細かい点では違いがある。ビワモドキの方が葉が薄く、しなやかである。また葉脈の数がビワよりも多く、鋸歯の尖り方も鋭角であるため、 「そっくり」というわけにはいかない。 あくまで
「モドキ」である。 |
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ビワモドキの葉 |
ビワの葉 |

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種小名 indica : インドの という意味 |
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Dillenia ビワモドキ属 : |
18世紀ドイツの植物学者で、オックスフォード大学の植物学教授となった J. J.
Dillenius (1687-1747) を記念したものである。『園芸植物大事典』
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ビワモドキ ← |
ビワ (枇杷) : Eriobotrya japonica Lindley(1822) |
← Mespilus japonica Thunb. (1784) |
バラ科ビワ属。ビワの原産地は日本と中国である。日本でも奈良時代から果実を利用していたようであるが、現在見られるビワは、江戸時代末期に中国から入ってきたものである。
一般的にビワの名の由来は、実の形が楽器の「琵琶」に似ているためと言われている。
詳しい記述については「ビワ」を見ていただきたい。 |
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種小名 japonica : 日本の という意味 |
1775年に来日したツュンベリーが、日本で採取したビワに対して名付けたものである。その時に分類した属名は
Mespilus属/セイヨウカリン属であった。
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小石川植物園の樹木 −植物名の由来− 高橋俊一
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