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科 名 : | ユリ科 Liliaceae | |||
属 名 : | ハナニラ属 Ipheion Rafin. (1836) | |||
異 名 : | Brodiaea uniflora Engl. (1887) Leucocoryne uniflora Greene (1890) Tristagma uniflorum Traub.(1963) |
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英 名 : | spring starflower | |||
原産地 : | メキシコからアルゼンチン | |||
用 途 : | 観賞用に栽培される |
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撮影地 : |
日本![]() |
春になると どこにでも咲いているハナニラ。 樹木を中心に掲載しているが、毎年何気なく「白い花」として眺めていたハナニラの花弁に、とてもきれいな青い筋や斑紋がはいっているのを発見し、美人を見直したので紹介したい。 しゃがんで写真を撮っていると それだけでニンニンク臭が漂うが、さらに顔を近づけて花の匂いを嗅いでみると、強くはないが 「良い香り」がした。 「観察」ということの大切さを再認識した。 |
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ハナニラは「バックシャン」である。 花弁の内側は真っ白でも、外側にははっきりとした縞模様がある。 正面の姿とは大違いで、隠れたところでおしゃれをしている。 |
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花芽が伸びてくる | 縞模様 | |||
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よくよく見てみると、 表側にも、青紫で さまざまなかたちの「化粧」をほどこした美女たちが! |
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花弁の先端だけ | ストライプ | |||
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園芸品種には、藤色が濃い「ウィオラケア」や紫青色の「ウィズレー・ブルー」というものもあるようだ。 |
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名前の由来 ハナニラ Ipheion uniflorum | ||||
ハナニラ : 花の美しいニラ |
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種小名 uniflorum : 一輪の花の という意味 | ||||
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Ipheion 属 : | ||||
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ハナニラの学名を Tristagma uniflorum Traub. (1963)とする考えがあるが、参考にしている2つの事典にならって、Ipheion属とする。 |
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ユリ科 Liliaceae: | ||||
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ハナニラ |
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ニ ラ (写真 : Wikipedia より) | ||||
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韮の葉は長く、また立ち上がるのに対して、ハナニラの葉は黄味がかっていて柔らかく、地面を這うように伸びる。 ニラと違って毒があるために、食べると下痢をするそうだ。 |
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参考文献 : Index Kewensis Ver.2.0/Oxford University Press、 園芸植物大事典/小学館、 週間朝日百科/植物の世界・朝日新聞社、 植物学名辞典/牧野富太郎・清水藤太郎、 図説 花と樹の大事典/植物文化研究会、 Wikipedia |
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