マンゴー Mangifera indica Linn.(1753)
SENEGAL
科 名 : ウルシ科 Anacardiaceae
属 名 : マンゴー属 Mangifera Linn.(1747)
英 名 : mango
原産地 : インド北部からマレーシアにかけて
用 途 : 果実を食用として栽培される。
 
生食用のほかに、ジュース・ドライフルーツ・缶詰に加工される。また熟す前の果実は野菜として利用される。
インドでは独特の調味料、マンゴーチャツネに使われる。
マンゴーが「ウルシ科」と聞くと、おいしい果物なのに・・・と違和感があるが、ウルシ科は熱帯を中心に 70属 600種があり、カシューナッツやピスタチオも含まれている。
 
樹 形 花と 葉の形

ダカールの国立保健衛生社会開発学校正門横。マンゴーの木としては、まだまだ小さいものである。
 

葉は対生で、細長い。
写真は 10月。
若い葉は赤茶色 ぶら下がる実




右の写真:実を食べたあとに、種が入っている内果皮を洗ってみた。硬く木質化しており、部分的に長い繊維が生えている。
この中に種子が入っている。


写真は1月。
 
内果皮

 
名前の由来 Mangifera indica
 
Mangifera
マンゴー属 :
小学館の園芸植物大辞典によると、南インドのタミール語の"mangai" あるいはジャワのスンダ語の"mangga"に由来する「mango」という名前と、運ぶという意味の"fero"を合成したものであるという。
元のmangai などの意味や、なぜ運ぶという意味を付けたのかは不明。
マンゴー属は約40種があり、本種以外にも食用とされているものがあるが、マンゴーの品質が一番良いとのことである。
種小名 indica : 「インドの」という意味。
原産地(のひとつ)を示している。
 
参考文献 : Index Kewensis Ver.2.0/Oxford University Press、
        園芸植物大事典/小学館、
        植物学名辞典/牧野富太郎・清水藤太郎
世界の植物 −植物名の由来− 高橋俊一 五十音順索引へ