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ドミニカ共和国 ![]() ![]() 日本 ![]() |
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科 名 : | クワ科 Moraceae | |||
属 名 : | パンノキ属 Artocarpus J. R. Forst. et G. Forst. nom.cons. (1775) |
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英 名 : | breadfruit | |||
原産地 : | ポリネシアともいわれるが、はっきりしていない | |||
用 途 : | 果実を食用とする。太平洋諸島では現在でも重要な主食のひとつである。 成長した太い幹を丸木舟に、樹皮は、棒で叩き延ばして作る「タパ布」の材料とする。 観賞用に栽培されることもある。 |
日本ではよく温室で栽培されていて、おなじみの木である。 ドミニカでは首都サント・ドミンゴの植物園、ガイアナでは首都に次ぐ人口第二の町、ニュー・アムステルダムで見かけた。 |
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葉のようす | 沖縄のパンノキ | |
![]() 葉は中ほどまで切れ込む。 大きなものは40cmぐらいあった。 |
![]() 小さな葉には、切れ込みが無いか少ない。 |
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樹形 | 炎のような葉 | |
![]() 高さは30mにも達するというが、この木は9m程度である。 |
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ドミニカのパンノキの実 | ガイアナのパンノキの実 | |
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実の大きさは 20cm程度。熟すと黄色くなる。 パンノキには色々な品種があるようで、二つの国の実には大きな違いがあった。 種(タネ) ができる品種は「野菜」として利用したり、種子を煎って食べたりする。デンプンが蓄積される 種子ができない品種は、煮たり焼いたり、土の中で発酵させたりして食用にする。(『植物の世界』より) |
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名前の由来 パンノキ Artocarpus altilis | ||
パンノキ |
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種小名 altilis : 肥えた という意味 | ||
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Artocarpus パンノキ属 : | ||
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クワ科 Moraceae : mor (黒の意) から。 | ||
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パンノキ ← パン | ||
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参考文献 : Index Kewensis Ver.2.0/Oxford University Press、 園芸植物大事典/小学館、 週間朝日百科/植物の世界・朝日新聞社、 植物学名辞典/牧野富太郎・清水藤太郎 |
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