山手線が渡る橋・くぐる橋  − 架道橋 (ガード) ・跨線橋 −

田端駅
番外2. 構内跨線橋 と 南口

駅南口からホームに下りるための跨線橋である。

現在のこの位置にホームができたのは、大正の終わりか、恐らくは昭和の初めだったと思われる。 
当初は跨線橋がホームの南端であり、以後 複数回のホーム延長があった。

崖の上から見た 跨線橋と南口 (山手線の内側から)
西日暮里方向を見る。  この部分は 二段になっている崖の上の部分で、傾斜を緩くしてある。
 
跨線橋 (2番ホーム 駒込側から)
6両編成用の当初のホームは階段の登り口の所までで、上屋に古レールが使われている。 現在は ほぼ倍の長さに伸びており、新しい部分は屋根の形や構造が違う。

1947年(昭和22年)8月の写真
撮影は米軍/国土地理院
貨物線には蒸気機関車。

電車の編成が長くなるにつれてホームが延長されたのと、山手線と京浜東北線で乗り換えする乗降客の数も増えたために、現在はすぐ隣に新しい跨線橋と階段が付け加えられてダブル通路となっている。

1988年(平成元年)の写真
国土画像情報/国土交通省 CKT-89-3/C2-30 1989年(平成元年)

跨線橋が増設されたのは、1979年(昭和54年)で、10両編成になった直後ではなく、 しばらく経ってからだった。
 
増設側 (3番ホーム 西日暮里側から)

 
通路内部 (山手線の内側から)
左側が古い通路。  屋根は架け直されて、明かり取りも付けている。
 
下から見上げる (山手線の内側から)
古レールで作られた昔の跨線橋では、柱・梁・床版・一部のブレースなどが、コンクリートで補強されている。
 
南口 出口

南 口

 
山手線で一番小さな改札口?
開いているのは 朝6時から終電まで。

←ピンコロ石と石畳が歴史を感じさせる・・・・。
 
南口への階段

「不動坂」(階段)を下りてすぐ左に南口がある。

中央の建物は、葬祭セレモニーのための施設である。

 
南口への道路 JRの境界杭

行き止まりだが、車で乗り付けることは可能。
赤い三角屋根が南口。

崖の上のここまでが JRの敷地である。
11両編成用に延長されたホーム
白い金属製の屋根が最後の延長部分。
こちら側にこれ以上延ばすのは 無理のようだ。

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