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科 名 : | キョウチクトウ科 Apocynaceae | ||
属 名 : | アルストニア属 R. Br. (1809) | |||
英 名 : | blackboard tree, Indian devil tree, ditabark, milkwood pine, white cheesewood | |||
原産地 : | 中国南部、インド亜大陸、東南アジア、オーストラリア(クイーズランド) | |||
用 途 : | 公園などに植えられる。 樹皮にアルカロイド その他を含み、マラリアの治療薬であるキニーネの代用とされる。 ほかにも、下剤・強壮剤・解熱剤・コレラの予防薬・傷薬など。 材は軽く、漁網の浮き、家庭用品、瓶の栓などに使われ、日本にはハイヒールの踵用に輸入されているそうだ。 |
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撮影地 : | パキスタン ![]() |
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ラホール市ジーナ植物園。正式にはローレンス・ガーデンと言うようだが、広い公園の中にはクリケット・グラウンドもある。 白い建物は、現在 図書館として使われている。 本種は日本の植物事典では取り上げられていないようで、『朝日百科/植物の世界』には属としての簡単な説明だけがあり、「高さ 40m、幹の直径2mにもなる」とあった。 この木はその大きさからすると まだ小さいが、これでもか という程、葉を繁らせていた。 |
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幹の様子 | ||||||||
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葉 と 花 の様子 | ||||||||
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![]() キョウチクトウの葉は3枚の輪生だが、こちらはもっと枚数が多い。 花は枝の尖端に付く。 |
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黄緑がかった色をしている。 |
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キョウチクトウ科の特徴 ねじれた花弁 | ||||||||
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ねじれて咲く花を見て もしかしたら・・・ と思ったが、キョウチクトウ科の木がこんな大木になるとは夢にも思わなかった。 |
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果実の様子 | ||||||||
キョウチクトウ科の果実は、一般的に 二つの実がペアで生る。 Wikimedia にあった古い時代に描かれた図版によると、ササゲのように細長い果実となっている。 |
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テイカカズラ | ||||||||
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図版のオリジナルは 1880年頃の発行で著作権は失効しており、本図はパブリック・ドメインとなっているため、掲載に問題はない。 |
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名前の由来 Alstonia scholaris | ||||||||
和名 : なし |
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種小名 scholaris : 学校の という意味 | ||||||||
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Alstonia アルストニア属 : 人名による | ||||||||
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英語名 : | ||||||||
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キョウチクトウ科 Apocynaceae : | ||||||||
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キョウチクトウ (夾竹桃) : Nerium oleander var. indicum |
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参考文献 : Index Kewensis Ver.2.0/Oxford University Press、 週間朝日百科/植物の世界・朝日新聞社、 植物学名辞典/牧野富太郎・清水藤太郎、 Wikipedia (英語版)、 Google Earth、 Wikimedia |
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