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科 名 : | アオイ科 Malvaceae | |||
属 名 : | フヨウ属 Hibiscus L., nom. cons.(1737) | |||
原産地 : | アフリカ | |||
英 名 : | Indian sorrel , roselle | |||
現地名 : | ビサップ | |||
用 途 : | 現地では主にシロップ、そのほかジャムやゼリーの原料として利用されている。 アメリカではこれを発酵させて、ロゼール酒が作られ、ジャワでは香味料としてカレーに入れる。 (『園芸植物大事典』) |
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撮影地 : | SENEGAL ![]() |
ダカール大学の隣にある、「保健衛生社会開発学校」の裏庭に生えていたもの。 アフリカ原産と考えられているが、現在では、熱帯地域で広く栽培されているそうだ。 |
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樹 形 | 花(下)と萼が発達した状態 | |
![]() フヨウ属には樹木もあるがロゼールは一年草で、写真のものは高さ 50cmほどであった。 花を横から見ると、ガクの外側にさらに副萼(小苞片)があるのがわかる。 |
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花が終わると、ガクが発達して多汁質になる。(右写真の上部) セネガルでは「ビサップ」は酸味のきいた、代表的な飲み物の一つである。 赤い萼(ガク)を乾燥させたものを一晩水につけておき、少し砂糖を加えて作る。 日本でも通販で買えるが、最近 スターバックスが「」の名で 粉末ドリンクを発売した。 砂糖が多くてビサップの味からは ほど遠い。 |
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白花の ビサップ | ||
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![]() 同じ場所に白花もあったが、こちらはジュースになるのかどうか? |
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ダカール ケルメル市場で売られていた「乾燥 ビサップ」 | ||
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名前の由来 ロゼール Hibiscus sabdariffa | ||
ロゼール : |
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種小名 sabdariffa : | ||
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Hibiscus フヨウ属 、ハイビスカス属 : | ||
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フヨウ属 : 芙蓉属 | ||
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フヨウの花 | ハスの花 | |
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参考文献 : Index Kewensis Ver.2.0/Oxford University Press、 園芸植物大事典/小学館、 週間朝日百科/植物の世界・朝日新聞社、 植物学名辞典/牧野富太郎・清水藤太郎、 図説 花と樹の大事典/植物文化研究会 編 |
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