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和 名 : | ショウホウカンボク 小宝冠木 (仮名) | ||
科 名 : | ジャケツイバラ科 Caesalpiniaceae | |||
APG分類: | マメ科 Fabaceae | |||
属 名 : | ホウカンボク属 Brownea Jacq. (1760) | |||
英語名 : | lantern brownea | |||
原産地 : | ベネズエラ、トリニダード・トバゴ、ガイアナ、ブラジル | |||
用 途 : | 観賞木 | |||
撮影地 : | インドネシア ![]() |
ボゴール植物園の名札は標記の学名ではなく、Brownea capitella であった。 |
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本種は2つの事典 『園芸植物大事典』と『朝日百科/植物の世界』には出ておらず、調べた結果、キュー植物園の『Index Kewensis』、アメリカ農務省の『GRIN』、ともに 「ホウカンボクの亜種」案を採用していたので、それに従うことにする。 |
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亜種 とは : 動植物の分類カテゴリーは「科、属、種」の順であるが、ある二つの「種」が少しだけ違う時、別種とまでは言えない時 に使うのが、「種」の下位のランクである 「亜種」である。 条件としては、 |
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とすることが多いが、人によっては | ||||||
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というような場合にも、亜種と考えるケースがあるという。 | ||||||
この項の参考文献『植物の分類』 | ||||||
学名の表記方法は、基準となる種の後に subsp. または ssp. (subspecies の略) を付ける。 |
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写真では花が目立たないが、下向きにぶら下がって咲くため、歩いているとよく見える。 |
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黄緑色の葉は、どれも比較的新しく展開したものである。 葉の出方は「まとめて出る」タイプ。初めは細長い托葉に包まれているが、すぐに落ちてしまう。 出始めの色は、うす紫からサーモンピンク。 |
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偶数の羽状複葉であるが、小葉にごく短い「柄」(小葉柄)がある。 |
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同時枝 | ||
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つぼみ | |||||||||||||||||
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左の状態で、直径5cm。 苞や萼の外側には、細かな毛がある。 |
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花は 外側から咲き始める | |||||||||||||||||
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曇っている上に薄暗い木の下側なので、シャッタースピードが遅くなる。 |
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まさに散ろうとしている瞬間。 花弁の数は5枚であるが、分解してみないと形や数がわからない。 雄しべは基で合着しているのがわかる。 |
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花軸 | |||||||||||||||||
花がすべて散った後の様子で、密に咲く「総状花序」の中心部である。 | ![]() |
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名前の由来 Brownea coccinea subsp. capitella | |||||||||||||||||
和名 : なし |
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亜種名 capitella : 小頭状の |
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種小名 coccinea : 緋紅色の | |||||||||||||||||
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属名 Brownea : 人名による | |||||||||||||||||
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ホウカンボク属 宝冠木属 : | |||||||||||||||||
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ジャケツイバラ科 Caesalpiniaceae : | |||||||||||||||||
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参考文献 : Index Kewensis Ver.2.0/Oxford University Press 園芸植物大事典/小学館 植物の世界/朝日新聞社 植物學名辞典/牧野富太郎・清水藤太郎 植物の分類/佐竹義輔 植物用語事典/清水建美 園芸・植物用語事典/土橋 豊 GRIN/アメリカ合衆国農務省 Wikipedia シンガポール植物園植物ガイド/ シンガポール日本人会自然友の会 |
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