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科 名 : | ジャケツイバラ科 Caesalpiniaceae (マメ科 Fabaceae) |
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属 名 : | マニルトア属 Maniltoa Scheff. (1876) | |||
英語名 : | Dove tree, Ghost tree, Handkerchief tree |
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原産地 : | インドネシア、パプアニューギニア、 北米・フロリダ、カリフォルニア、アリゾナ |
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用 途 : | 観賞樹として栽培される。 木材として利用される。 |
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撮影地 : |
インドネシア ![]() |
ボゴール植物園の並木のひとつ。 園内には、カナリウムの並木通りが2本、アガチスの並木、そしてこのハンカチーフ ・ツリーの並木がある。 |
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カナリウム通り | アガチス並木 | ||||||||
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ハンカチノキ は 別種 日本では「ハンカチノキ」が有名になり、どこの植物園も競って植えている状況だが、それは別種 Dvidia involucrata のことである。 |
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ハンカチノキ | |||||||||
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ハンカチノキでは、ボール状の花を包む真っ白な二枚の「総苞」が風に揺れる。 右の写真はまだ苞が開きたてで、黄緑色をしているが、この後 白くなる。 | |||||||||
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幹の様子 | 若葉 | ||||||||
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ハンカチーフの木の場合は、一度にまとめて萌芽する葉の色が、薄赤茶色から白、そして緑へと変化する。 出たての枝は柔らかくて、完全に垂れ下がった状態となる。 熱帯の樹木ではよくある生態で、上右の写真では、上部中央に白いかたまりが見える。 葉の色が濃くなり、ピンとした枝になるまでには時間が掛かるようだが、年に何回も伸びるようだ。 |
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サーモンピンク | 黄色味が かかる | ||||||||
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この中に複葉の数は8枚。 ひとつの複葉に、小葉の数は通常3対 または2対なので、小葉の数は合計 約40枚となる。 |
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葉が一枚ずつ大きくなっていく 通常の伸び方と比較して、どんなメリットがあるのだろうか? |
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日本で見る樹木でも、新葉が垂れ下がった状態で萌芽してくるのはよく見かける。 |
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シロダモ | |||||||||
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小葉の詳細 | 実の様子 | ||||||||
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![]() ずんぐりした形で、短い毛が生えている。 |
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小葉は、葉の中心がひどく偏っている。 小葉のサイズは 長さ約8cm と大きい。 花は咲いた後の時期で、まだ若い実が 生っていた。 (1月中旬) |
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名前の由来 ハンカチーフノキ Maniltoa grandiflora | |||||||||
和名 ハンカチーフの木 : |
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種小名 grandiflora : 大きな花 の意味 |
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ジャケツイバラ科 Cynometra cauliflora (1753) | |||||||||
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ジャケツイバラ亜科の花は一般的に枝に付くが、幹生花があるとはこの木を見るまで知らなかった。 葉は二枚のみの小葉からなる複葉で、小葉の形が非対称なところは本種と同じ(写真 上左)。 皺だらけの黄緑色の果実ができている(同 右)。 花は極めて小さく、径1cm程度。 雄しべの長さの方が長い。 グレイは ハンカチーフの木をキノメトラ属と判断し、花が cauliflora などに較べてずっと?大きかったために、grandiflora としたのだろう。 |
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Maniltoa 属 : 詳細は不明 | |||||||||
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英語名 : | |||||||||
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ジャケツイバラ科 : | |||||||||
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参考文献 : Index Kewensis Ver.2.0/Oxford University Press、 植物学名辞典/牧野富太郎・清水藤太郎、 シンガポール植物園植物ガイド/ シンガポール日本人会自然友の会、ボタニックラバーズ Wikipedia、 Four Guided Walks/Bogor Botanic Garden |
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