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科 名 : | マメ科 Fabaceae | |||
属 名 : | カレルヤ属 Callerya Endl. (1843) | |||
英語名 : | Purple Millettia | |||
原産地 : | 南東アジア | |||
用 途 : | ||||
撮影地 : | シンガポール ![]() |
暖かい地方には、ジャケツイバラ科やネムノキ科の植物が多く、「マメ科」の植物を取り上げるのは初めてである。 | ||||
シンガポール植物園のオオマメノキは、スワンレイクの西側にある「遺産木」と、バンドスタンドの近くに位置する2本がある。 25〜30mになるというが、遺産木のほうは池が近くにある関係で「引き」が取れず、全体像が撮れなかった。 | ||||
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鬱そうとしているうえに つる植物が絡みついて、遺産木の威厳が増している。 一方、バンドスタンドの方は道路のすぐ脇で、周りも割と開けており、風通しがよい。こちらに花が咲いていた。 | ||||
幹の様子 | 高さ 20m | |||
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右の写真で、上部手前に写っている黄色い色は別の木で、バンドスタンドの周囲に植えられた、アメリカネムの突然変異種 "Yellow"の葉。 |
梢に咲く花 2009.1.20. |
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共に大きな木で下枝がないため、葉や花のアップ写真は撮れなかったので、落ちていた花を小葉の上に載せてみた。 | |||||||
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花のサイズは小さく、約2cm。 左の写真で、分解した花は落下してから少し時間が経っているようで、紫の色が黒みがかっている。 左右対称の花びらは、2枚ずつがほぼ重なっていて1枚に見えるが、全部で5枚である。 萼はエンドウなどのように「切れ込み」はなく、鐘の型のデイコのようにお椀型になっている。 |
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エンドウ | デイコ | ||||||
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落ちていたケシ粒大のタネが成長して、ゴルフボールのような大きさになる。 | |||||||
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葉の長さは約 40cmと大きく、小葉の長さで 7〜12cmである。 大きい方の果実のサイズは 14cm。長さ 約5cmの種子が1つ ないし2つ、はいっている。 種子にはまだら模様がある。毒があって食べられないそうだ。 |
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名前の由来 オオマメ Callerya atropurprea | |||||||
オオマメノキ 大豆の木 : マメ科の大きな種子を指す |
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種小名 atropurprea :「暗紫色の」という意味 |
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Callerya カレルヤ属 : 不明 |
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マメ科 : |
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参考文献 : Index Kewensis Ver.2.0/Oxford University Press、 園芸植物大事典/小学館、 週間朝日百科/植物の世界・朝日新聞社、 植物学名辞典/牧野富太郎・清水藤太郎、 漢和中辞典/角川書店 |
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