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![]() レストラン「テルビ」に咲いていたもの。 下の写真も。(10月15日) |
SENEGAL ![]() ![]() |
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科 名 : | マメ科 Leguminosae (ジャケツイバラ科 Caesalpiniaceae) |
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属 名 : | ホウオウボク属 Delonix Rafin. (1836) |
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英 名 : | poinciana | |||
中国名: | 鳳凰木 | |||
原産地 : | マダガスカル | |||
用 途 : | 熱帯地方各地で街路樹として使われ、公園・庭園にも必ず植えられている。 |
二回羽状複葉 | |||||||
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柔らかな細かい小葉がびっしり並んだ、まさに羽毛のような感じの葉である。 |
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傘の形の樹形 ( 雨期と乾期の比較 ) | |||||||
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この2枚の写真はダカール市街地の北、ファン地区にある、「国立運動療法センター」前庭の大きな木である。高さは13m程度。樹冠は高さの
1.5〜2倍となる。 左は乾期に入ろうかという1月下旬のもの。実がたくさんなっている。 花は雨期が始まる頃、葉が展開する前に咲き始める。右は雨期の後半(10月初めの撮影) のため、花はほとんど終わってしまっている。 もし この木一面に赤い花が咲いたら、確かに「ホウオウボク」かもしれない ・・・。 |
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幹 (径 30cm ) | 褐色の果実 | ||||||
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![]() ←青年期の幹の様子 粗いサンドペーパーのような肌 |
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鉈のような果実 | 60cmになるものもある | ||||||
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黄緑色の若い果実。長さ約40cm ( 10月初め ) |
1月下旬撮影。さらに乾燥が進むとサヤが二つに割れる。細長い種子はネックレスなどに利用される。 |
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落下した 莢 | きれいに並んだ種子 | ||||||
![]() 誰かが木の根元に集めたもの。 |
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新葉の頃に咲く花 | 黄色の花もある(これもガイアナで) | ||||||
![]() 南アメリカ ガイアナ国で。 10月下旬の撮影。国によって雨期の時期が異なるため開花期も違ってくる。。 |
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どの事典にも「美しい花」とあるが、まだ葉のまばらな木 全体が朱色一色になっている様は、けばけばしくて私の感覚では美しいとは思えない。 花は「白」がよい。 |
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名前の由来 ホウオウボク Delonix regia | |||||||
ホウオウボク : |
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Delonix ホウオウボク属 : | |||||||
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種小名 regia : | |||||||
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トピックス | |||||||
植物の分類体系 |
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ホウオウボクの項では、その「科名」を 植物図鑑などでは今でも一般に用いられている、エングラーの分類に従って「マメ科」とした。 しかし 植物分類学者のクロンキストは新しい分類の考え方(1981)で、マメ科を「ネムノキ科」「ジャケツイバラ科」「マメ科」の3つに分けている。 花の構造が完全に異なるためである。 「世界の植物」でも、原則としてクロンキストの分類方法によることにする。 |
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蝶型の花ではないホウオウボクは、ジャケツイバラ科となるが、トゲはない。 |
マメ科 Leguminosae/Fabaceae |
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![]() ハリエンジュ |
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ジャケツイバラ科 Caesalpiniaceae |
ネムノキ科 Mimosaceae |
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![]() ジャケツイバラ |
![]() ネムノキ |
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中国語の「マメ科」は「蝶形花科」で、花の形ではっきりと表されている。 |
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参考文献 : Index Kewensis Ver.2.0/Oxford University Press、 園芸植物大事典/小学館、 週間朝日百科/植物の世界・朝日新聞社、 植物学名辞典/牧野富太郎・清水藤太郎、 羅和辞典/研究社 ハワイ大学 Dr. Gerald Carrのホームページ (転載許可取得済み) |
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