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別 名 : | アメフリノキ 雨降りの木 | ||
科 名 : | ネムノキ科 Mimosaceae (マメ科 Leguminosae) |
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属 名 : | ネムノキ属 Albizzia Durazz. (1772) |
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英 名 : | monkeypod , rain tree , saman | |||
中国名: | 雨樹 | |||
原産地 : | 西インド諸島、メキシコからペルー、ボリビア、ブラジルなど熱帯アメリカに分布 | |||
用 途 : | 熱帯地方各地で日陰樹として使われ、街路樹や公園樹として植えられている。 |
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撮影地 : |
セネガル ![]() ![]() インドネシア ![]() |
インドネシア ボゴール宮殿 |
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下で作業している人の なんと小さいこと! あまりにすばらしく、感嘆のあまり 声も出ない。 樹齢はどのくらいなのだろうか? |
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雨が降ると葉を閉じるために 雨降りの木、rain tree、雨樹、と呼ばれているが、現地に滞在中はそのことを知らず、本当に閉じたかどうか未確認である。 夜に 葉を閉じているのは見たことがある。薄暗くなると葉を閉じるのであれば、理屈に合う。 |
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まさにネムノキ | 閉じかけた葉 | |||
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葉の大きさや形が違うが、花の咲いている様子はネムノキによく似ている。 ネムノキと同じ2回複葉であるが 大きな葉の表面に光沢があり、少しだけ厚みもある。 |
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幹の様子 | 白花アメリカネム? | |||
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太くなると割れ肌となる。 | 葉の形がよく似た白花のネム 別種 Albizzia lebbeck Benth. である。 |
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市街地南部、軍病院近くの高級住宅地 |
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実が生った状態 | 落ち葉と若い実 | |||
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セネガルでの乾期の始まりである2月の初めに撮ったもので、実はまだ若く、これからもう少し太くなるものと思われる。 右の写真は実を取って、地面に置いて撮影したもの。 |
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鈴なりの実 | 熟した実は焦げ茶色 | |||
![]() 青い果実よりも幅が大きくなっている。実の周囲には白い縁取りがある。 これは 成熟してサヤの皮の中央部分が縮み、周囲の部分とに「隙間」ができたためである。 熟した状態でも中には透明な水飴状態の甘い粘液が入っていた。 |
![]() ドミニカ共和国で 3月に撮影。 |
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名前の由来 アメリカネム Albizia saman | ||||
アメリカネム : アメリカ産のネムノキ。 |
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Albizia または Albizzia ネムノキ属 : | ||||
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種小名 saman : | ||||
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英 名 モンキーポッド | ||||
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アメリカネム ← ネムノキ (合歓の木) : Albizia julibrissin Durazz. (1772) |
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silk treeの名にふさわしい花 | ネムノキの実 | |||
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ほのかな香りがして大好きな花のひとつであるが、咲き終わってしおれた花が残り、汚くなるのが難点。 |
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鉢植えのネムノキ | 葉が閉じた状態 | |||
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種小名 julibrissin | ||||
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トピックス | ||||
この木なんの木 観光客が写真を撮って、自分のホームページに「私の木」として載せる程度なら構わないが、いくら公開されている公園とはいえ、木に自社の名前を付けて、テレビのCMに使っていることには少々違和感があった。 2007年2月10日の新聞に「撮影権を取得」という記事が載っていた。 「やはり...」という感じである。日経新聞の内容をそのまま引用する。 |
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日立が使っているこの写真は現在の姿とは違うのかもしれないが、高さ25mの比率で樹冠の幅を計算すると、77mとなった! やはり一度は現物を見ておかねばならない。 |
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参考文献 : Index Kewensis Ver.2.0/Oxford University Press、 園芸植物大事典/小学館、 週間朝日百科/植物の世界・朝日新聞社、 植物学名辞典/牧野富太郎・清水藤太郎、 羅和辞典/研究社、 日経新聞 2007年2月10日 |
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世界の植物 −植物名の由来− 高橋俊一 五十音順索引へ |