名前の由来 Bauhinia glauca subsp. tenuiflora |
和名 : なし |
仮名 ヒメソシンカ 姫ソシンカ : 小さい花の という意味 |
亜種名 tenuiflora : 細小花の |
これまで、昆明植物園にあった Bauhinia brachycarpa に「ヒメソシンカ」という仮名を付けていたが、本種の亜種名が tenuiflora(細小花の)であるため、変更する。
Bauhinia brachycarpa の方は、種小名の意味から「タンカソシンカ 短果ソシンカ」 としたい。
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種小名 glauca : 灰青色の、帯白色の、蒼白の という意味 |
検索しても、Bauhinia glauca そのものの画像が見あたらないので、命名の由来や 本種との違いなどは不明である。
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中国名 薄叶羊蹄甲 : |
『雲南天然薬物図鑑』のタイトルがそうなっていたのだが、薄葉(叶)は tenuifolia の意味であるため、誤りであろう。
むしろ、別名としてあがっている 密花羊蹄甲 の方が適切である。
中国の文字は省略形が多いが、「叶」は 葉のことである。
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Bauhinia ハカマカズラ属 : |
日本に産する 唯一のバウヒニア属こそ「ハカマカズラ」である。 |
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ハカマカズラ |
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左の写真は、小石川植物園の温室で育てられているもの。
ハカマの先が尖っており、以前 春日健二氏のホームページ「日本の植物たち」からお借りしたものとよく似ている。
右の写真は、高知県足摺岬にある「足摺亜熱帯植物園」で自然の状態で育っているものである。
目の高さには葉が無く、高いところを見上げている。
葉先が丸いものがある。
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ハカマカズラ属の もう少し詳しい内容については、「アカバナソシンカ」の項の記述を見ていただきたい。
なお、ハカマカズラ属の中国名は「羊踵甲属」である。 |
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ジャケツイバラ科 : |
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参考文献 : Index Kewensis Ver.2.0/Oxford University Press、
植物学名辞典/牧野富太郎・清水藤太郎、
雲南天然薬物図鑑/雲南科技出版社
GRIN/Taxonomy for Plants/アメリカ農務省 |
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