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科 名 : | ヤシ科 Arecaceae または Palmae | |||
属 名 : | ハリクジャクヤシ属 Aiphanes Willd. ( 1804 ) |
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原産地 : | コロンビア、エクアドル、ベネズエラ | |||
用 途 : |
なし |
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撮影地 : | ドミニカ共和国 、日本 温室 |
南米北部 ガイアナ協同共和国 第二の町ニュー・アムステルダムの工事現場に常駐監理している人から、こんな木を見たことがあるか? と写真を見せられたのはもう6年前である。 町から離れたところに生えていたという。 その時は「ヒェ〜!なにこれ!」と驚くのみ..。 その後 京都植物園の温室で名前が判明した。 その後 2008年に、サント・ドミンゴの国立植物園で、椰子コレクションとして最近植えられたと思われる「林」を目撃した。 |
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とにかく その針の多さばかりが目立つ。 幹や葉柄ばかりか、小葉の脈にも何本かのトゲがある。 |
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若い実 | 半分以上熟した実 | ||||
実の直径は2cm 実にはトゲはない |
2008年3月 鳥か何かに食べられている |
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この属の花は雌雄別々だが、ひとつの木に両方が咲く、雌雄同株である。 |
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トゲだらけの植物で、我々にもっとも身近な物は「バラ」であろう。 また 日本には「タラノキ」があり、「ハリギリ」もある。 砂漠の「サボテン」は木の形をしていないものが多いが、普段 刺を持つ植物を見慣れていないわけではない。 |
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また ほかのヤシにも、葉が短い刺に変化しているものがある。 しかし「ヤシの木」の一般的なイメージは、「トゲ」からは遠く、どうしても違和感がある。 |
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名前の由来 オビレハリクジャクヤシ Aiphanes caryotifolia | |||||
和名: オビレハリクジャクヤシ 尾ビレ針孔雀椰子 |
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オビレハリクジャクヤシ | クジャクヤシ | ||||
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種小名 caryotifolia : caryotaの葉に似ている という意味 | |||||
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Aiphanes ハリクジャクヤシ属 : | |||||
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ヤシ科 Arecaceae : | |||||
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オビレハリクジャクヤシ ← クジャクヤシ Caryota urens Linn. (1753) |
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参考 キンギョバツバキ | |||||
尾ビレで思い出すのは、葉が「金魚の尾」のように変化したツバキの品種、キンギョバツバキ である。 小石川植物園の「ツバキ園」の中にある。 |
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このツバキは、通常の葉の形以外に、2種類の突然変異の葉を持っている。 中央に、「琉金」や「出目金」の尾 そのものの形。 左側には、先端がさかなの尾ビレのように変化した葉。 |
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金魚葉椿 の表側 | 裏側 | ||||
中央の葉脈が、葉の途中で裏側に抜けてしまっている。 完全に二つに分かれた葉の一方は丸く、先端部は4つから5つに割れる。 このタイプは全体の葉の数からすると、ほんの数パーセントである。 |
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もう一つのタイプ | 花 | ||||
もう一つのタイプは、中央脈が先端部で3本に分かれている。 3本以上のこともあり、この葉の割合は約4割。 花は極めて平凡な赤色である。 ヤブツバキの形に似ているが、色がうすく、良く開き 見栄えはしない。 花はともかく、葉は一年中茂っていますので、是非一度 ご覧ください。 |
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参考文献 : Index Kewensis Ver.2.0/Oxford University Press、 園芸植物大事典/小学館、 週間朝日百科/植物の世界・朝日新聞社、 植物学名辞典/牧野富太郎・清水藤太郎 |
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