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科 名 : | ジャケツイバラ科 Caesalpiniaceae (マメ科 Fabaceae) |
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属 名 : | ナンバンサイカチ属 | |||
Cassia Tourn. ex Linn. ( 1735 ) | ||||
英語名 : | golden-shower tree , golden-rain , pudding-pipe tree | |||
原産地 : | 熱帯アジア 『園芸植物大事典』では不明となっている |
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用 途 : |
美しい花を多数付けるために、世界の熱帯・亜熱帯で広く植栽される。 果肉を下剤として使用する。 |
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撮影地 : |
ドミニカ共和国 ![]() ![]() パキスタン ![]() ![]() |
ナンバンサイカチは成長すると 10〜20mにもなるそうだが、この木は一部が枯れているようで、元気がなかった。 撮影したのは3月末、乾期が終わる頃である。事典には夏に花が咲く、とあるので本来の花時ではないのかも知れない。 |
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ドミニカ植物園のナンバンサイカチ | |||||
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つぼみの様子 | 花の様子 | ||||
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垂れ下がる花序が、まるで金色のシャワーのよう というのが英語名 golden- shower tree の由来であるが、ほそぼそと 2・3房が咲いているだけの状態では、まったくイメージが湧かない。 いい匂いがするそうだが、残念ながら手の届かないところに咲いていた。 葉の色がまだ黄緑色で、開いて間もない様子だ。 |
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ジャマイカのホープ植物園には、かなり大きなものがあった。 幹の直径 約50cm。 同じ時期であったため、やはり花はほとんど咲いていなかったが、昨年の花の実が生っていた。 |
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ジャマイカのナンバンサイカチ | 葉の様子 | ||||
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豆果 (実) | |||||
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サヤは通常のマメとは違う「円筒状」である。 長さは、写真に写っているもので、37〜43cm。 太さは 2cm程度であった。 折ってみると、中は短い円筒状のセルに分かれており、その間には隔壁(本種の場合、正確には疑隔壁)がある。種子はセルの中に入っている。 |
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シャワーのように たわわに咲いている状態を見る事ができたのは、ハワイだった。 |
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ワイキキ フォスター植物園 2013.7.7. | |||||
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奄美大島中部の「奄美アイランド」でも、見事に垂れ下がった果実を見たことがある。 |
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撮影したのは4月上旬。 花はいつ咲くのだろうか。 葉は、ジャマイカのものに較べると、つやつやしてきれいだ。 偶数の羽状複葉である。 |
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名前の由来 ナンバンサイカチ Cassia fistula | |||||
和名: ナンバンサイカチ : (南方から) 渡来したサイカチ の意味 |
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幹に生じる サイカチのトゲ | 花と実の様子 | ||||
![]() 水道橋近くの皀角坂で |
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種小名 fistula : 管形の という意味 | |||||
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Cassia カッシア属・ナンバンサイカチ属 : | |||||
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ジャケツイバラ科 Caesalpiniaceae : | |||||
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ナンバンサイカチ ← サイカチ p莢 |
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参考文献 : Index Kewensis Ver.2.0/Oxford University Press、 園芸植物大事典/小学館 週間朝日百科/植物の世界・朝日新聞社、 植物学名辞典/牧野富太郎・清水藤太郎、 漢和中辞典/角川書店 |
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