山手線 が 渡る橋 ・ くぐる橋 鶯谷 → 上野

番外 1. プラットホーム


6両編成時代のホーム屋根のほとんど総てが残っているが、一部は エスカレータ・エレベータ設置時に加工されたり、鉄骨梁に置き換えられたりしている。
また 駒込駅と同じように、ほぼ片側にだけが延長されており、出口もまったく変わっていない「苦労知らず」の駅だが、北口はいまだにバリアフリーに対応できていない。

古レールによるホームの屋根

3輪のリズム
田端駅と同じ時期のものだが、つなぎ梁が 柱1本おきにしかないので、田端と較べてしまうと間が抜けた感じである。

田端は 6輪 田端とは違って 3輪
田端の方は3つとも ほぼ同じだが、鶯谷は 中央よりも左右の円が小さい。
頂部の形の違いによる。
 
新設された跨線橋から

1本柱 と 2本柱

北口の地下道に下りる階段が当初ホームの端部。 階段部分は 2本柱。

6両時代のホーム南東端部の2本柱。
 
北口側の詳細 下り階段 南口側の詳細 上り階段

屋根が白い部分は、後から作られたトップライト。 Y型部分のプレートは、北方向への増築時に付け足されたものである。

アーチの内側をカバーしている部分は、木の板である。
小さなスピーカーからは鶯の声が・・・

6両部分の古いホームの両端だけが2本柱になっていて、どう見ても再加工された気配がない。 つまり建設当初から「下り階段・地下通路」があり、「北口」もできていた事になる。
早くに駅の最終形を作ってしまった強みがあるが、今後 北口をバリア・フリー化するには一工夫必要だ。

桁つなぎ 新設エスカレータ の下

桁のレールや木製の母屋をカットして設置した

  建 築 年 : 1925年(大正14年)の環状運転開始時
          新駅の開業は 1927年(昭和2年)のようだ
  柱 の 数 : 1本柱 24本、両端は2本柱 2本  計 26 本
         エスカレータ設置のために加工された柱 3本。
                           元々は 計 29 本
  柱 間 隔 : 約 5.5 m (6ヤード)、
         ホームがカーブしている部分は、両者の間隔が異なる
  桁つなぎ : アーチ状に曲げたレール
  棟 高 さ : 約 3.5 m (谷)
  屋  根 : 谷型、波形スレート、 母屋 : 木製
6両編成 120m強の電車に対して、約 154m+αのホームがあったことになる。 2面のホームの間を、装飾梁がつないでいるが、田端とは違って3輪のリズムは ひとつおき。 


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