山手線 が 渡る橋 ・ くぐる橋 鶯谷 → 上野

番外 3. 構内跨線橋

鶯谷駅は 1928年頃に現在の形でホームができた後、山側の南口が跨線橋、平地側の北口は地下道と、わかりやすい?形で 70年もの間 変わらずにいた。
寛永寺の墓参りや葬儀に参列するお年寄りにとっては やっかいな階段だったが、ようやく 2001年頃、エレベータ ・エスカレータと そのための新しい跨線橋が設置された。

このホームページで取り上げる橋の順番は「山手線外回り順」なので、新しい方の跨線橋が先になる。 
新跨線橋
北側から見た 新跨線橋 全景 (山手線の内側から)
山側に渡る跨線橋なので、京浜東北線南行き電車(写真では左側)は く ぐっていない。 
上下のエスカレータ
ホームの柱は全て1本柱だったので、跨線橋新設に当たって両ホームとも、計3本の柱が撤去された。

カットされた 桁つなぎと母屋


丸柱の上に跨線橋がある。


跨線橋の桁の製作年は 2001年。
桁の製作銘板
古い跨線橋から 日暮里方向を見る
それぞれのタワーがエレベータ・シャフトである。

跨線橋内の エレベータ と エスカレータ



従来からの跨線橋
1928年頃にホームが2面作られた時に、古レールを再利用して作られた跨線橋である。 築90年以上となる。 銘板は見あたらない。
1・2 番線から それぞれ跨線橋を見る 2010.4.8

階段部分は 窓ガラスのない 半屋外構造だった

右上は新設通路。 奥が南口への通路。
構造体の詳細 2019.8.23
階段部分もサッシュがはいった。緑の橋は新坂橋。  床を支える梁は、レールをダブルにしている。

南口への通路から 跨線橋の南側を見る
跨線橋全体がトラス構造で、右側の方が1スパン長い。 
左が 1番線 京浜東北線の北行き、停まっているのは山手内回り。
 
とにかく、スレンダーな姿です。 1900年代製造のレールも使われている。

跨線橋内部
上部水平材と斜め材にも 古レールが使われている。 奥が南口への通路。

南口と跨線橋の関係
 南口駅舎         崖の上の通路        古い跨線橋
跨線橋から南口へと続く渡り廊下は、石垣の上に設けられている。 木造で、建設当時のオリジナルだと思われる。

通路 と 跨線橋の つなぎ部分
構造は木造。 壁板 腰板も木羽目板。 サッシはアルミに代えられている。 左奥は2001年頃に新設された通路。 右手前が南口に続く。
長い通路
一番奥が 南口。 南口の様子は 新坂橋で。

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