山手線が渡る橋・くぐる橋  − 架道橋 (ガード) ・跨線橋 −

御徒町 → 秋葉原
8. 第2秋葉原 高架橋

第2秋葉原高架橋はもともと 約350mの長い高架橋であったが、青果市場跡に高層ビルが建ち、中間に新しく「秋葉原北架道橋」が作られて、北 と 南に分けられた。  まずその北側部分。  店も少なく、高架下は活用されていない。

張り替えられた高架橋名のプレート


A 部分 建造時期:1924年(大正13年)頃
 
山手線の内側 (秋葉原方向を見る)
↑ 練塀橋架道橋               右奥に 秋葉原の新高層ビルが見える
南から北 御徒町方向を見る
    ↑ 練塀橋架道橋


三径間 連続スラブ橋
『東京市街高架線 東京上野間建設概要/鉄道省』(1925年)
1925年(大正14年)に開業した秋葉原駅は、当初から電車ホームが2本用意されたため、練塀橋架道橋以南は、東北線を含めて6線の高架橋となっている。 柱6本、総幅84フィート、約25mである。



B 部分 竣工時期:1990年(平成2年)

1985年(昭和60年)にようやく上野地下駅に乗り入れた東北・上越新幹線が、東京駅まで延長されて開業したのは 1991年(平成3年)11月であった。

ここ 第2秋葉原北高架橋部分は、地下深かったトンネルが次第に地上に近付くために、地下のトンネルから上が全面的に作り直された。

秋葉原の手前で地上に出たあと、特に神田近辺では、狭い敷地になんとか2本の線路を通した。

山手線の外側 (秋葉原方向を見る)
高架橋は常磐線の「留置き線」として使われている。      練塀橋架道橋↑

南から北 御徒町方向を見る
新設高架橋も 3スパンごとに構造体の縁を切っている。  練塀橋架道橋↑


左 A部、右 B部の間の空間
A部では「東北縦貫線」のための線路の整備が行われており、ここは資材の置き場となっている。
中央に 白く一本だけ見えるのが、旧 B部分架道橋の柱である。 新幹線・留置き線が作られた時にも一本(一列)だけが残された。


位 置 (終戦後の様子)
1947年(昭和22年)の空中写真/国土地理院
御徒町駅                 蔵前橋通り                    秋葉原駅
巨大な秋葉原貨物駅の手前にあたる。
第2秋葉原 高架橋

位 置: 台東区秋葉原
管理番号:   −
線路の数: (下記 ABC は仮の呼び名)
竣工時 A: 6本: 京浜東北線、山手線の共用2線
      東北本線 4線
B、C:  貨物線 多数
現在 A: 6本: 京浜東北線2本、山手線 2本
       東北縦貫線2本 工事中
B: 4本: 常磐線留め置き線
C:  1991年(平成3年)以降に 撤去
橋 長: 約 100 m
橋脚の数: 19本、 スパン:5.5 m(6ヤード)
竣工年:
A: 1924年(大正13年)頃
B: 1990年(平成2年)
備 考:
名前の由来:  秋葉原貨物取扱所横に、旅客駅である秋葉
 原駅を開設するため建設された高架橋。
駅名の由来: 秋葉原駅駅の項を 参照

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