山手線が渡る橋・くぐる橋  − 架道橋 (ガード) ・跨線橋 −

秋葉原 → 神田
9. 第 1柳町橋 高架橋

3つの橋 「第2柳町橋高架橋・柳橋架道橋・第1柳町橋高架橋」 は、同じ町名「柳町」に由来するものである。

初めに「柳橋架道橋」の名前を見た時には 浅草橋の柳橋のことが頭に浮かんだのだが、直接の関係はなかった。

昔の町名に基づいて名付けられた旧名を、現在の名前にする時に不備があったためだ。

柳町橋高架橋は 大きく 3つのブロックに分かれているので、内側から 仮称 A、 B、 C とする。


A 部分 4線分、架道橋本体 竣工時期:1923年(大正12年)2月

山手線の内側
↑柳橋架道橋           第1柳町橋高架橋      平永橋架道橋↑
第2柳町と同じ造りの高架橋で、ここも倉庫として使われている。
 

山手線の内側 秋葉原方向を見る
                       平永橋架道橋
現在は6スパンしかないが、建設当初は8スパン、つまり第1柳町橋高架橋はもっと長かった。  その証明が、橋脚に一番近い区画の番号「」である。

短くなった原因は、竣工時には「靖国通り」が開通していなかったためで、平永橋架道橋は山手線開通後、わずか3年足らずで架け替えられた。 詳しくは平永橋架道橋の項で。

山手線の外側 2010.1.30 の状況
左側の空いているところが 東北縦貫線工事中のB部分
旧東北線の架道橋や高架橋が撤去されたために、長い間見えなかったA部分の外側が出現した。  デザインは内側と同じだが補修がしにくかったためか、柱などに痛みがあるようだ。  

B部分には、新しい高架橋が建設される。


C 部分 建造時期 : 1990年(平成2年)頃
 
山手線の外側 から
       神田ふれあい通り          柳橋架道橋部分↑
新幹線の高架下は建物が完全に独立している。


位 置 (終戦後の様子)
1947年(昭和22年)の空中写真/国土地理院
      秋葉原駅        中央線   中央通り                神田駅

第 1柳町橋高架橋 データ


位 置: 千代田区神田須田町二丁目
管理番号:
道路名:
線路の数: 計 8 本 (下記 A〜C は仮の呼び名)
A: 4本: 京浜東北線、山手線
B: 2本: 東北縦貫線2線 工事中、
C: 2本: 東北上越新幹線
橋 長: 約 33 m
橋脚の数: 7本、 スパン:5.49 m( 6ヤード )
竣工年: A: 1924年(大正12年)2月
B: 1955年(昭和30年)頃
C: 1990年(平成2年)頃
備 考: 竣工時の名称は「第1柳町橋」
当初は柱の数が9本だった。
名前の由来:  旧町名に由来する。
町名の由来: 「柳原」の由来は柳原河岸高架橋の項 参照

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